次年度研究大会の「公募パネル」応募者募集、「自由論題」報告者募集、「プログラム」については年二回刊行される『政治思想学会会報』(JCSPT Newsletter)にお知らせが掲載されていますので、そちらでご確認ください。
先般お知らせしましたように、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、本年5月23日(土)24日(日)に明治大学駿河台キャンパスで予定しておりました通常の現地開催を断念し、ウェブ開催の運びとなりました。このたび、第27回(2020年度)政治思想学会研究大会【ウェブ開催】の概要が決定しましたのでお知らせします。
2020年5月23日(土)から当面の間、会員限定で本ホームページ(学会HP)上において、論文・レジュメ・討論者によるコメント・「司会者によるまとめ」(後述)等が閲覧可能です。開封のために必要なパスワード等、詳細は会員に郵送するウェブ版プログラムと資料をご覧ください。
また、会員からの質問・コメントのためのルートを設けました。会員の皆様の双方的な議論の場となることを期待しつつ、積極的な参加を心よりお願い申し上げます。
詳細は、以下「基本的手続き」をご覧ください。なお、今後、手続き等について多少の変更もあり得ますので、引き続き学会HPをご確認ください。
基本的手続き
企画シンポジウム/国際シンポジウム(基調講演)について
(1)報告者にペーパーないしレジュメを提出してもらい、それを学会HPに掲載することをもって2020年度の研究大会を開催したこととする。
(2)ペーパーないしレジュメの期日を5月20日に延期する。(5月23日までに学会HPにアップロードする。)
(3)討論者のコメントを学会HPに掲載するかどうかは、各パネルの司会者の判断に委ねる。
(4)学会として(1)をもってオフィシャルには完成形態とするが、各パネルが後日独自に学会共催という名目で研究会を開催することを妨げない。
自由論題について
(1)報告者にフルペーパーを提出してもらい、それを学会HPに掲載することをもって2020年度の研究大会にて正式に報告したものとする。
(2)フルペーパーの期日を5月20日に延期する。(5月23日までに学会HPにアップロードする)
報告への会員からの質問・コメントについて(企画シンポジウム・自由論題共通)
(1)報告者は、アップロードするペーパーの冒頭部分にあらかじめ、司会者のEメールアドレスを記載する。5月23日(土)から5月31日(日)の間に、会員は、司会者にコメント・質問を送る。司会者は会員からのコメント・質問をまとめて(あるいは整理して)報告者に送る。報告者は必ず6月7日(日)までに司会者宛にレスポンスを提出する。
(2)司会者は、その質疑応答をふまえつつ、学会HP掲載用の文章(「司会者によるまとめ」)を用意する。形式・字数は各司会者に一任する。
(3)質疑応答は、個人的なやりとりではなく、学会会場での質疑応答に相当するものである。
(注記)国際シンポジウムへの質問・コメントも司会者が受け付けるが、その扱いは司会者に一任する。
パスワードについて(シンポ・自由論題共通)
例年通り、紙媒体のプログラムを会員に送付し、そこにパスワードを掲載する。学会HPには、ウェブ開催用のプログラムを掲載し、原稿・レジュメダウンロード用のリンクをはる。
学会HPへの討論者のコメント・「司会者によるまとめ」の掲載について
6月中旬をめどに、パスワードを知る会員のみが閲覧できる形で学会HPに掲載する。
総会について
総会の扱いについては別途、学会HP等でお知らせする。
第27回(2020年度)政治思想学会 研究大会【ウェブ開催】プログラム
2020年5月23日(土)開始
統一テーマ:政治思想における真実と虚偽
シンポジウムT:規範的政治理論における真実と虚偽
司会:早川誠(立正大学)
報告:
- 大澤津(北九州市立大学)「政治において真実と虚偽の居場所はどこにあるべきか:規範理論からの考察」[報告資料]
- 田畑真一(日本学術振興会特別研究員)「デモクラシーはどのような意味で正しさを追求できるのか:デモクラシー擁護の必要条件についての考察」[報告資料]
討論:梅川佳子(中部大学)[報告資料]
2019年度第4回理事会
基調講演
司会:堤林剣(慶應義塾大学)
講演:John Dunn (University of Cambridge)
“Truth, Trust and Impression Management in Democratic Legitimacy”[報告資料]
討論:山岡龍一(放送大学)[報告資料]、永見瑞木(大阪府立大学)[報告資料]
シンポジウムU:思想史を裏から読む
司会:重田園江(明治大学)
報告:
- 大竹弘二(南山大学)「危機の時代と〈仮面〉の政治:両大戦間期ドイツにおけるバロック政治理論の再発見」[報告資料]
- 島田英明(九州大学)「何を詩題となすべきか:「裏面の英雄」と漢文学の系譜」[報告資料]
- 梅垣千尋(青山学院女子短期大学)「女性思想家の〈マイナー性〉:「愛」をめぐるウルストンクラフトのバーク批判を題材に」[報告資料]
討論:杉田敦(法政大学)[報告資料]
2019年度第2回総会 終了
自由論題報告
第1会場
司会:井上彰(東京大学)
報告:
- 石山将仁(早稲田大学大学院)「道徳的自律の重要性」[報告資料]
- 田中将人(早稲田大学)「それでも正は善に対して優先する:〈非対称性反論〉をめぐる論争を中心に」[報告資料]
- 山口晃人(東京大学大学院)「ロトクラシーの正統性」[報告資料]
第2会場
司会:向山恭一(新潟大学)
報告:
- 西角純志(専修大学)「法・正義・暴力:法と法外なもの」[報告資料]
- 長島皓平(慶應義塾大学大学院)「ジョルジョ・アガンベンの政治的存在論」[報告資料]
- 高橋侑生(京都大学大学院)「〈表現主義的な抗議〉としての哲学的人間学:チャールズ・テイラーのヘーゲル論をめぐって」[報告資料]
第3会場
司会:野口雅弘(成蹊大学)
報告:
- 寺井彩菜(慶應義塾大学大学院)「ハンナ・アーレントと事実性:『政治的な意見』の限界」[報告資料]
- 内藤葉子(大阪府立大学)「帝政期ドイツにおける市民女性運動と女性の政治参加:マリアンネ・ヴェーバーを中心に」[報告資料]
- 牧野正義(九州大学)「グローバル化と討議理論:シティズンシップの観点から」[報告資料]
第4会場
司会:大久保健晴(慶應義塾大学)
報告:
- 越智秀明(東京大学大学院)「啓蒙思想の理論と実践:スタニスワフ・アウグスト期ポーランドに対するヴォルテールの眼差し」[報告資料]
- 杉山亮(首都大学東京大学院)「国民道徳論におけるイギリス理想主義の潮流:島本愛之助の場合」[報告資料]
- 古田拓也(広島大学)「ラズレットなしで失われた世界へ:初期クェンティン・スキナーの方法論」[報告資料]
2020年度第1回理事会
2020年度第1回総会
シンポジウムV:偽の世界と真理――虚構、嘘、物語
司会:菅原光(専修大学)
報告:
- 都築勉(信州大学)「丸山眞男と社会契約説」[報告資料]
- 鹿子生浩輝(東北大学)「立法者の暴力と嘘:政治的古典における理論と実践」[報告資料、参考資料:ミケランジェロ「モーゼ」]
- 速水淑子(横浜市立大学)「政治と物語におけるリアリティと虚構」[報告資料]
討論:相原耕作(明治大学)
今般の新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、研究企画委員会および理事会にて慎重に対応を検討した結果、誠にもって残念ながら本年5月23日(土)24日(日)に明治大学駿河台キャンパスで予定しておりました通常の現地開催を断念し、ウェブ等の活用による開催とさせていただくことになりました。報告者ならびに一般参加者の会員の皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。新たな開催形態に関しましては、さらなる検討を加え、なるべく早く、本ホームページ等を用いてお知らせいたします。
学会としては苦渋の決断ではございますが、新たなる開催形態での研究大会の成功に向けて精一杯の努力をする所存です。何卒皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2020年3月31日
政治思想学会代表理事 川出良枝
研究企画委員会主任 堤林剣
- 1994年度(第01回)研究大会(於東京都立大学)[PDF版プログラム]
- 1995年度(第02回)研究大会(於九州大学)[PDF版プログラム]
- 1996年度(第03回)研究大会(於日本大学)[PDF版プログラム]
- 1997年度(第04回)研究大会(於国際基督教大学)[PDF版プログラム]
- 1998年度(第05回)研究大会(於一橋大学)[PDF版プログラム]
- 1999年度(第06回)研究大会(於京都大学)[PDF版プログラム]
- 2000年度(第07回)研究大会(於大東文化大学)[PDF版プログラム]
- 2001年度(第08回)研究大会(於立教大学)[PDF版プログラム]
- 2002年度(第09回)研究大会(於熊本大学)[PDF版プログラム]
- 2003年度(第10回)研究大会(於法政大学)[PDF版プログラム]
- 2004年度(第11回)研究大会(於東北大学)[PDF版プログラム]
- 2005年度(第12回)研究大会(於日本大学)[PDF版プログラム]
- 2006年度(第13回)研究大会(於九州大学)[PDF版プログラム]
- 2007年度(第14回)研究大会(於明治学院大学)[PDF版プログラム]
- 2008年度(第15回)研究大会(於岡山大学)[PDF版プログラム]
- 2009年度(第16回)研究大会(於青山学院大学)[PDF版プログラム]
- 2010年度(第17回)研究大会(於東京大学)[PDF版プログラム]
- 2011年度(第18回)研究大会(於姫路獨協大学)[PDF版プログラム]
- 2012年度(第19回)研究大会(於國學院大學)[PDF版プログラム]
- 2013年度(第20回)研究大会(於慶應義塾大学)[PDF版プログラム]
- 2014年度(第21回)研究大会(於関西大学)[PDF版プログラム]
- 2015年度(第22回)研究大会(於武蔵野大学)[PDF版プログラム]
- 2015年度(第22回)研究大会(於武蔵野大学)[PDF版プログラム]
- 2016年度(第23回)研究大会(於名古屋大学)[PDF版プログラム]
- 2017年度(第24回)研究大会(於早稲田大学)[PDF版プログラム]
- 2018年度(第25回)研究大会(於甲南大学)[PDF版プログラム]
- 2019年度(第28回)研究大会(於学習院大学)[PDF版プログラム]
- 2020年度(第27回)研究大会(オンライン開催)[PDF版プログラム]
- 2002年度大会(01回)研究大会(於西江大学校)[PDF版プログラム]
- 2003年度大会(02回)研究大会(於法政大学)[PDF版プログラム]
- 2004年度大会(03回)研究大会(於梨花女子大学校)[PDF版プログラム]
- 2005年度大会(04回)研究大会(於京都大学)[PDF版プログラム]
- 2006年度大会(05回)研究大会(於ソウル大学)[PDF版プログラム]
- 2007年度大会(06回)研究大会(於早稲田大学)[PDF版プログラム]
- 2008年度大会(07回)研究大会(於高麗大學校)[PDF版プログラム]
- 2009年度大会(08回)研究大会(於立教大学)[PDF版プログラム]
- 2010年度大会(09回)研究大会(於淑明女子大学)[PDF版プログラム]
- 2011年度大会(10回)研究大会(於成蹊大学)[PDF版プログラム]
- 2012年度大会(11回)研究大会(於延世大学校)[PDF版プログラム]
- 2013年度大会(12回)研究大会(於法政大学)[PDF版プログラム]
- 2015年度大会(13回)研究大会(於成均館大学)[PDF版プログラム]
- 2017年度大会(14回)研究大会(於立教大学)[PDF版プログラム]
- 2019年度大会(15回)研究大会(於ソウル大学)[PDF版プログラム]